能面ランデブー
HANA照
能面ランデブー
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ある朝目がさめたら 白い能面がベッドの脇に静かに立っていて
赤い唇を見せながら話しかけてきたんだ
「もうすぐ あいつが帰ってくるぜ
かぎや辻の近くのライブハウスに行ってみな」
奴の言う通り俺は 配達の仕事を終えた その日の夜
くさったライチの匂いのする通りの行き止まりにある
ネオンの下に入ってゆくことにしたんだ
外にはカットした宝石って名前の車と紺色のフォルクスワーゲン
そのとなりには白い群馬ナンバーのエスティマ…
3ヶ所音の出ないオルガンは
ニワトリの鳴き声みたいに
俺の頭ん中を 引っ掻き回してっただけで
もう一度行ってみたいとは思わないね
しばらくして外に出たら
そこは一面のイチゴ畑
俺はそこにビールをぶっかけて
大きくなれよって声をかけた
声をかけた
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2commnets
- 能面のHANA(๑˙❥˙๑)とりま、お持ち帰りしやす(❁´◡`❁)
- 能面のHANA(๑˙❥˙๑)群馬のエスティマって言うなwwwwwwww