Lyrics 愛しの臨死体験 泉谷しげる
Written by
泉谷しげる
Composition
泉谷しげる
すっころんだオレは
アタマを強く打って
意識不明となり
少し死んでみました
なんとオレはベッドの上の上
天井に近い空中にいるのだ
そこから家族の悲しむ姿を見てる
みんなの声はやがて遠くなりて
オレは高いところにのぼっていく
天にものぼる心地のよさで...
光の輪の中を何度も何度もくぐり
苦痛も恐怖もないよろこびの
世界が見えはじめた
体感してるこの世界を
見たことないのに 知ってるのは
なぜだろう
そう思ったとき オレは帰ってきてた
ベッドの上に 帰還したオレは
生きかえってわかったことがひとつある
この頭脳の中の機能について...
これはヒトの中に
生まれながらにして持つプログラムだと
ヒトが死ぬ時に働くのさ
最後の快楽なのだ
だが果たして
あの具体的な体感は
脳の中だけの出来事なのなのか
オレはたしかに部屋の上を
とんでいた
すっころんだオレは
アタマを強く打って
生と死の間をさまよい
少し死んでみました
少し死んでみました