Lyrics リンゴガール ミドリカワ書房
Written by
緑川伸一
Composition
緑川伸一
隣りに住んでるガールは
大学に通っていて
朝は9時頃家を出て
帰ってくるのは6時くらい
どうやらバイトはしてないみたいだ
毎週土日は大概彼氏が泊まりに来る
時々聞こえる笑い声夜になればロマンポルノ
男の声がいつも余計なんだよ
最近僕も連載を持つようになってきだけど
大学生と同じアパートに
住んでいるのです
いつもの調子で仕事を片づけていたら
誰かがチャイムを押してるあらまお隣のガールだ
どうしたんだろうかなんか怖いな
実家からたくさんリンゴが送られてきたので
お裾分けにきたんだと全く可愛い娘じゃないの
もう少し僕も若かったらな
上がってきなよなんてひとこと言えるんだろうな
あーなんてこったこうして見ると
最高に可愛いじゃないか
それから半年が過ぎ
めでたく僕も引っ越しすることになりましたよ
お別れですね
半笑いの僕はガールに言った
えー、寂しいな
本気で寂しそうな顔のガール
電話番号をお互い自然に教え合ったあと
ガールは僕の引っ越しの手伝いをしてくれたんだ
辛いことがあったら電話しなさい
なんてね