Lyrics 灰色の指先 井上陽水

Written by
井上陽水
Composition
井上陽水
彼の性格はひどい無口 声の出し方を忘れたよう 20才まえまでは誰にも会わずに いつも壁のそばに居た 彼の職業はプレス加工 アルミニュームを曲げてのばす 指先の色もいつしか変わって とうに指紋はなくしてた 灰色の指先で 毎日をなぞっても 数えても重ねても 仕事場は流れ作業 彼が恋したのは街の女 彼を受けいれた ただの女 悲しみも喜びもない時間が 遠いゆるやかな記憶 街の夕暮れにイルミネイション 彼は人ゴミにとけてしまい この街で205人が今日生まれ 203人の死亡 灰色の指先で 明日の日を探しても 夢見ても願っても 仕事場は流れ作業
Me singing Me playing