Lyrics ささやかなこの人生 ‘94 伊勢正三
Written by
伊勢正三
Composition
伊勢正三
花びらが散ったあとの
桜がとても冷たくされるように
誰にも心の片隅に
見せたくはないものがあるよね
だけど人を愛したら
誰でも 心のとびらを閉め忘れては
傷つきそして傷つけて
ひきかえすことの出来ない人生に気がつく
やさしかった恋人達よ
ふり返るのはやめよう
時の流れを 背中で感じて
夕焼けに涙すればいい
誰かを愛したその日には
たとえばちっぽけな絵葉書にも心が動き
愛をなくしたその日には
街角の唄にもふと足を止めたりする
風よ 季節の訪れを
告げたら 淋しい人の心に吹け
そしてめぐる季節よ
その愛を 拾って終わりのない物語を作れ
やさしかった恋人達よ
ささやかなこの人生を
喜びとか 悲しみとかの
言葉で決めて欲しくはない