Lyrics さよならの到着便 伊勢正三
Written by
伊勢正三
Composition
伊勢正三
遠く粉雪が
降りる駐車場
僕が指差すと
君は笑って
モノレールを選んだ
君が東京へ
戻ったその訳
僕はおもわず
君の指を見て
気付いてしまったけど
さよならを一度
君に言わせた僕に
今君を慰める
そんな資格はなかった
時はなぜ
過ぎてしまったの
冬の桟橋は
灯り消えたクリスマスツリー
工場の煙
螺旋の倉庫
淀む運河を見て
ふっと懐かしい
ため息が出るなら
忘れたはずの
言葉は今も
悲しい贈物
貨物船ばかり
浮かべた港だって
君となら
いつまでも
ロマンティックな夜だった
時はなぜ
過ぎてしまったの
僕は今
君と同じスピードだして
離れずに走るから
止まって見えるモノレール
君はまだ
気付いてくれない