Lyrics トマト 藍坊主
Written by
佐々木健太
Composition
佐々木健太
乾いた歯ブラシは もう湿らない 歯磨き粉を変えたんだ
並んだ歯ブラシは もう動かない 僕たちはどれくらい離れたの
すっかり風呂場が黒ずんできたよ 三角コーナーはずっとピッカピカなのに
夏はずいぶん夏らしくなりました ハエが飛んでるベランダは無視してね
鏡を見なくても ひげが剃れるくらい もう君は遠い
鏡を見なくても ひげが剃れるくらい あの日割った鏡から
さよなら言えないまま ぼくはここにいるよ
ざらざらに乾いた鉢植えみたいだ
さよなら言えないまま あなたは笑ってる
思い出の分だけ幸せでは 決してないようです
子供のようにはしゃいでたよな 大げさなキャンプセット
いらない道具もたくさん買って 結局は 青空も見ないまま
折り目のついた雑誌はとっておくよ 君が見たかった山の風景も
僕の毎日は変わってくけど 僕らの生き方はずっと変わらないぜ
鏡を見なくても 自分が見えるくらい 向き合ったんだけどな
鏡を見なくても 君が見えるくらい 向き合ってきたけど
さよなら言えないまま 何が変わっただろう
からからに渇いたトマトのようだ
さよなら言えないまま 僕だけ年をとる
思い出の分だけ 幸せだと言える日に 君ともう一度 会えたなら