#Schild_nana

「うう、こういう神聖な空気の場所にいるのは柄じゃない…でもここに居ると綺麗なお姉さんが優しく声かけてくれるし良いな」

前回の依頼で多少のいざこざがあった協会…その近くの村で、ベルデンが開催される事になった。食材に感謝し、そして頂く事も一種の祈り。

"それ"がアリス・ショーヴィンの部屋の前に置いてあったのは、嵐の前触れのような薄暗い空の日だった。

模擬戦 第3試合 : リリー・アーキンVS イコイス・スペクティア

模擬戦 第1試合:レイ・ルージュvs痕

誰かに雇われたであろう暗殺者達が、屋敷を狙い侵入しようとしたケースが幾つか報告されるようになった。

🌹「あ、リリーちゃん！　あのね、お茶菓子を焼いたの！　年末のパーティーは領地に帰ってて参加出来なかったから、せめてティーパーティーでもどうかなって！　みんなも誘って、やろう、やろう！　……あれ？　用意してたケーキ、半分なくなっているような……まあいいや！！」

「無事にパーティーも終了した事だし、本職に戻ろうか。君達にはある教会の視察に同行して欲しい…あ、アリスの所の教会では無いから安心してね」

🌹 「この屋敷でメイドをさせていただくことになりました、メル・ローズです！私、こういったお仕事は初めてなので、ちょっとだけ不安だけど、リリーちゃんといっしょにがんばります！ね、リリーちゃ……みぎゃっ！こ、ころんだ……何もないところで……」

「今後、主にご主人様の元で働く者達を招集しました。