彗星鯨1 【一人声劇】
読み手:○○ 台本:彗星鯨 BGM:いつまでもこの海に/きゃなめ
彗星鯨1 【一人声劇】
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声劇台本初めて作ってみました。良ければ呼んでやってください。
声劇と言うよりかは、朗読かも知れません。
暖かい目で気持ちで、楽しんで呼んでくれると嬉しいです。
【台本読むにあたってのルール】
・こちらの台本に使わせていただいている、伴奏者に拍手お願いします。
・お読みになる際は、拍手を出来るだけお願いします。(出来たらコメントに感想も書いてもらえると嬉しいです)
・台本文章は投稿時コピペしていただいて構いません。
・アレンジ等は常識の範疇でお願いします。物語を改変する程のアレンジはお控えください。
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嗚呼、あの夜空を泳げたらー。
夢見る鯨は今日も眠りにつくのでした。
水面に浮かぶ鯨は飛べやしない。
だから夢を求めるのです。
あの星空を泳ぐ自分の姿を...
僕は最低な人間です。
助けようと、心配して手を伸ばして触れれば
それは全て音を立てて崩れていきました。
声をかければその人を壊してしまいました。
ああ、なんて醜いんでしょう。
水面に映る自分の姿はまるで憎悪の塊でしかない
嗚呼、なんてあの宇宙は綺麗なんだろう。
自分はこんなにも醜く、汚れた人間だと言うのに
あの宇宙のように綺麗になれたらーー。
そして僕は宇宙の彼方へと沈んでいくのですーー。
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【解釈】
☆鯨
海は宇宙に無数に広がる星々が写り。一匹の鯨は静かに漂い宇宙を見つめていました。
鯨は他の仲間から虐められておりました。「嗚呼あの宇宙を泳ぐことが出来たなら」
何者にも縛られず自由になりたかった鯨はいつしかそう思いました。ですがそんなものは二度と叶わない。
だから夢へと逃げるのです。あの無数の彗星の間を泳げたらーー。
そして眠りにつきました。
☆男の子
男の子には大切な人がいました。
二人の時間を共有し、笑い合い、それはそれは楽しそうに暮らしてました。
しかし、その人は既に心を閉ざしていたのです。
ある日その大切な人が虐められ凄惨な姿にされているのを目の当たりにしてしまいました
男の子は周りに群がる人を払い除けその人に駆け寄りました。
しかし、全てが遅かったのです。その人の目は恐怖で埋め尽くされていました。
大丈夫かなんて言葉も心配する声も、行動もその人は拒んでしまったのです。
ああ、なんで気付いてあげられなかったのだろう。
次の日その人は死んでしまいました。
なんて醜いんだろう。あの共有していた時間は僕がただ浮かれ思い上がってただけじゃないか。
水面に映る自分の姿は憎悪の塊でしかない。
宇宙を見上げれば無数の星々が広がっている。自分もあの宇宙のように身も心も綺麗になれたらーー。
生きる意味を失った僕は水面に映る星々の中へと飛び込み沈んでいくのでした。
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Comment
5commnets
- まるちゃ台本だけでもとても素敵でしたが、解釈を読むとより深く登場人物の背景がわかってこの台本の虜になってしまい、すぐにお借りしました!!! ありがとうございました!
- 彗星鯨
- 彗星鯨
- 🦭優香【社畜お休み】🐍台本お借りします!
- 一条 蓮素敵な台本をお借りしました