【声劇】我が心は不変不動【和風声劇】
吉弘弥七郎「はぐ兄」×斎藤鎮実「あなたの名前」台本:はぐ兄
【声劇】我が心は不変不動【和風声劇】
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吉川元春も、容姿が醜い嫁さんをあえて貰ってたけど、容貌の美醜より、心根の善し悪しで判断して嫁にするなんて、カッコいいよなぁ。
女性は、こういう人を旦那に出来たら、きっと幸せかもね。
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♠吉弘弥七郎(よしひろやしちろう)
♥斎藤鎮実(さいとうしげざね)
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♥「おぉ、弥七郎ではないか。
その姿…お主、戦に出ておったのか?」
♠「えぇ、この頃忙しく、なかなか顔を出せませんでした。
戦で婚儀が遅れてしまい、申し訳ありません。
必ずや妹御(いもうとご)を妻に迎えますので、今しばらくお待ちくだされ。」
♥「…その事なのだが、婚約の破棄をお願いしたい…。」
♠「えっ…何故(なにゆえ)!?」
♥「実は、お主が留守の間に、妹は疱瘡(ほうそう)の病(やまい)に冒されてしまったのだ。
幸い、一命は取り留めたのだが、容貌(ようぼう)が変わってしまってな。
あれではとても嫁には出せん…。」
♠「これは思いもよらぬお言葉を聞くものです。
拙者が妹御を妻にと所望(しょもう)したのは、その心根(こころね)の優しさに惹かれたからであって、容姿が美しいからではありません。
容貌が変わったからと言って、心根まで変わるものでしょうか。
拙者、色好みの浮ついた気持ちで妻にと望んでいるのではありません。
どうして武士の約束を違(たが)える事ができましょう。」
♥「弥七郎、お主という奴は…!
その言葉、妹が聞けば泣いて喜ぶに違いない!
ありがとう…ありがとう!うぅ…(感激して涙を流す)」
♠「妹御には後で見舞いに行くとお伝えくだされ。
ではまた。」
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【あらすじ】
吉弘弥七郎(後の高橋紹運)は、斎藤鎮実の妹(実名不明だが後の宋雲院)と婚約していたが、戦で忙しく、なかなか祝言を挙げられずにいた。
弥七郎が戦に出ている間に宋雲院は疱瘡(天然痘)にかかってしまい顔に痕が残ってしまう。
鎮実は変わり果てた妹の容貌に愕然とし、弥七郎との婚約破棄を決意する。
弥七郎と再会した鎮実は、妹との婚約破棄を伝えるが、弥七郎は「見た目ではなく心に惚れたから問題ありません」と婚約破棄の申し出を断った。
弥七郎の誠実さに感激した斎藤鎮実は、涙を流して感謝するのだった。
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Comment
2commnets
- はぐ兄
- 関泉英多郎コラボさせて頂きました^ ^ 時代劇も好きなので楽しかったです‼︎ ありがとうございました😌