一人声劇「epilogue」
読み手 あお/台本 伊織様
一人声劇「epilogue」
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世界観を表せていたのか不安ではありますが
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そうだ。明日晴れたら、海に行こう。
人生は長い
これからあと何十年も、君が年寄りになるまで生きていくなんて、想像できる?
何度も季節がめぐって、出会って、別れて
変わっていくものも、たくさんあるだろうけど
変わらないでいて欲しいものが、僕は多いかもしれない
例えば、駅の改札
猫のあくび
それから……深夜の雷とか
こうやって意味のないものを繋ぎ合わせて、意味があるように見せかけて、
もし明日が来なかったら…なんて考えるけど、
でもね、明日は来るんだよ。そう、だいたいやって来る
それから、内緒にしてたんだけど
実は僕は、嘘つきなんだ。大嘘つき
だから嘘がバレないように、明日なんて来なけりゃ良いっていつも思ってる
僕の横で眠る君が、いつまでも起きなければ良いのにって、ずっと、ずっと眺めてる
……おはよう
雨…なんだけどさ、海、見に行かない?
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#一人声劇 #声劇台本 #朗読
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