1人声劇『穴の空いた砂時計』風を食む
読み手:○○ 台本:野良猫 BGM:ヨルシカ
1人声劇『穴の空いた砂時計』風を食む
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┄┄貴方の遺してくれた大切なものだから。砂が落ち切るまで生きるよ┄┄
1人用声劇で、女性向けの台本です。
言い方や多少のアドリブ、アレンジ等可能です。
一人称や二人称等変更可能です!
台本の記載は可能ですが、自分で創ったと言うのはおやめ下さい。
少しゆっくり目で演じてみるといい感じかもしれません。
下に蛇足等あります。
──台本──
貴方がいなくなって数ヶ月。
貴方の居た匂いが、薄くなってしまっているかのように、時の流れはサラサラと経ってしまう。
私が身篭ったこの子が、貴方との唯一の繋がりのように思えて
今、貴方が居た痕跡は、徐々に空気の様に溶け込んで薄らいで消えてしまいそう。
消えてなくなるわけじゃないのに、
消えてなくなってしまった貴方の幻想を、追いかけてしまってるかのよう。
……。
お腹を温めるように、この子を守ってみせるけれど、
貴方がいなければ空虚の様に心ばかりが寂しくて…
あぁ…
砂時計の様にひっくり返す事が出来たのならよかったのに…
──────
┄┄蛇足です┄┄
『貴方』を亡くして、『私』は生きる事が出来なかった時、体の異変に気づくとそれは『貴方』との身篭った小さな命がいました。
ただただこの人生に、穴が空いた砂時計の砂が落ちていくだけのような空虚の日々に、悲しくも嬉しくも複雑な気持ちになる一方で、『貴方』の気配すらない1人の部屋は寂しくて辛いままが、この小さな命という『貴方』との繋がりに希望を表してくれていました。
辛い日々に、辛い体の異変が重なるばかりで死にたくなるのに耐えながら、ただひたすらに『貴方』とまた出会えた時自信を持って傍にいられる様に。
そんな寄りかかりが無くて、1人で頑張ろうと歩出した『私』が辛くて弱くなったある日の話です。
┄┄┄┄┄┄┄┄
【作者の独り言】
皆さんお久しぶりです。
台本でもお久しぶりなのですが、まだ未公開の台本ばかりあるので、どんどん出したい所ですが少しモチベーションの低下が酷くて投稿が出来ませんでした!
今回は『風を食む』という曲を聴いて浮かんだ台本です。
まぁ、ただMVの女の子が砂時計に当てられながら、踊っていたり強くも弱くも見える様子等を見ていて浮かびました!
お洋服が少しボワッと広がっていたので妊娠というものが浮かんだのでこんな形に…
と、ここまでにしておきましょうかw
では、また作者の独り言でお会いしましょう♪
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