【二人声劇】じんと火照る愛
読み手: 台本:砂糖水
【二人声劇】じんと火照る愛
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少し…熱くなっていたから
「」
『』
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「私、体温低いんだよね
ほっぺ触ってみ?」
『急にどうしたの?』
「いや、寒いのに
随分薄っぺらい格好してるなって思って」
『それがどうしてほっぺを触るってことに?』
「私の冷え具合で、どんだけ季節外れな恰好なのか
わからせてやろうと思って」
『なるほど?
…そういえばこんな話、夏にもしたな』
「そうだね、2人でアイス食べてた」
『1℃の差は大きいんだよな
エアコンしかり』
「坂道しかり、ね
ふふふ」
『そうだ、そこの公園通って帰ろうぜ
まだ落ちた紅葉が残ってて綺麗だったんだ』
「いいね、冬に反発してる感じで
紅葉って冬を越すために
エネルギーを節約してる状態なんだってよ」
『そうなんだ
冬になったら試験だ大会だって忙しいし
俺らも省エネしたいな
…あ、肩になんかついてる』
「ほんと?取って取って」
『待って…うわ、服に引っかかってるな…』
「…そのままどさくさで触ってもいいんだよ?
…ほっぺ」
『…そんなことしないよ
ほら、取れた』
「そっか、ありがとっ」
今触られなくてよかったのかもしれない
私のほっぺは、少し熱くなっていたから
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夏編はこちら
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