【2人用声劇台本】女断つ髪、男立つ戦【朗読】
伊鞠乙花
【2人用声劇台本】女断つ髪、男立つ戦【朗読】
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平安時代を舞台にした、武士と公家女房の恋慕の作品です。
武士は作中に登場しませんが、公家女房とその兄の会話の声劇となっています。
一応、都は山城国(京都)ですので、正確でなくとも構いませんので、あくまでも「関西訛り風」にお話ください。
事実、私は関西出身ではありませんのでご容赦ください。
BGMは、takutoさんの「能管即興曲(和風BGM オリジナル 3)」を使用させていただきました。
女断つ髪、男立つ戦
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女房
「この笛はあの方の…」
兄
「美しい調べよのう」
女房
「兄上」
兄
「お前を思うて吹いておるのや。
…ほんに、これでよかったのか、思い残すことはないか」
女房
「立つべき戦のあるお方の、お心を煩わせることなど、どうしてできましょう。
私(わたくし)も、明日(みょうにち)、家を出る覚悟でございます」
兄
「そこまでか。そこまで想うておったのか」
女房
「はい」
兄
「そうか…。真は、兄として言うなら引き止めるのが正しいのやろうけど、止めはせんよ」
女房
「兄上」
兄
「良い。それよりも今はあの笛に心を寄せてやれ…」
女房
「…儚くも 吹き渡る笛の 内なるは 限り知りつつ 燃え焦がる秋」
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短歌の意味(現代語訳)としては
「儚い(ことだ)けれども、吹き渡る笛の音に込められた思いとは、命の限りを知りながら(互いに)恋焦がれているこの秋への思いである」
という、絶対に古文や和歌の専門の人から怒られそうな現代語訳と短歌となっております…。
もちろんオリジナルですが、古典が得意だったとは口が裂けても言えないクオリティ。
もはやAIに作らせた方がよっぽどいい出来の短歌ができそう🙃
関西弁や京言葉、公家言葉はもっと勉強しないといけませんね。
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Comment
4commnets
- 伊鞠乙花
- 伊鞠乙花
- ニシルお借りいたしました!
- takuto素敵な台本でのコラボありがとうございました!!台本に「笛」が入っていて、とても嬉しく読ませてもらいました☺️短歌も凄いですね✨世界観にひきこまれました!!