【声劇】雨天
読み手:〇〇様/BGM:ゆーや様/台本:子餡
【声劇】雨天
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コラボの際はBGM作者様にも拍手orコメントよろしくお願いします。
一人称等の内容に関係のない部分は自由に変更してもらってかまいません。
始まるタイミング、間のとり方、抑揚、全てお任せします。
以下、台本。
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場面:雨の日
ぽつり、ぽつり。
雨の音で目を覚ます。
私は雨が好きだ。
雨の日は一日中、彼と二人きりでいられるから。
彼は窓に打ちつける雨粒をただ見つめている。
「雨、止まないね。今日はお家でゆっくりしよっか。」
私の声に、彼は「ごめんね。」と申し訳無さそう笑う。
「大丈夫、雨はいつか止むよ。」
私は彼のおでこにキスをした。
ぽつり、ぽつり。
雨の音で目が覚める。
私は雨が嫌いだ。
もう聞こえない彼の声、もう見れない彼の笑顔を思い出してしまうから。
「いっそ、この雨がいつまでも止まなければいいのに。」
私は一人になったこの部屋でそう呟いた。
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「雨の音で目を覚ます」「雨の音で目が覚める」
言ってること同じはずなのに、感じていることが違って切ない。
#切ない #雨 #別れ
#声劇 #声劇台本 #声劇コラボ #声劇台詞 #声劇用台本 #声劇民 #1人声劇 #1人声劇台本 #台本 #コラボ待機 #コラボ待ち
※※※ここから自己満足の設定※※※
こんな感じのことを思って台本を書きましたーってだけです。
設定に従わず、読み手さんなりの声劇をしてくださっても新しい世界が見れて嬉しいです。
〈前半〉
彼は体が弱くで家でも寝たきりが多い。
彼はベッドの上だから、見えるのは降る雨ではなく、窓に打ちつける雨粒だけ。
今日は偶にする外出の日。それなのに、天気は雨。雨の日は視界が悪く傘で手も塞がり危険だから外に出ないことにしている。
彼は体質のせいで彼女を家に縛り付けてしまって申し訳ない。でも、悲しい顔で彼女まで悲しませたくはない。
彼女はそんな彼を気遣って、本心ではない励ましの言葉を口にする。
キスの位置はベッドから上半身だけ立たせる彼のおでこと、近くで立つ彼女で口が同じ高さ。
〈後半〉
彼と彼女の時間は雨が止むように、永遠には続かなかった。
彼の容態が悪化して彼女の元から去ってしまう。
そんな彼を連れ去ってしまった雨を彼女は嫌いになってしまった。
それなのに、彼と過ごした雨の日が楽しかったが故に、雨が降る度に彼のことを思い出して苦しくなる。
いっそのこと雨が振り続ければ彼との思い出に浸っていられる、ありえないと知っていながらも愚痴をこぼす。
一人になってしまった現実が変わるわけでもないのに。
Comment
5commnets
- よしきお借りします!
- 悠@声帯色気研究中お借りしました 素敵な台本をありがとうございます✨
- 無個性(なこせい)お借りしました
- あめ素敵な台本を演じさせていただきました。
- 異灯とのこお借り致します