⛓朱夏期、音楽泥棒─ Na.憂沢時雨
すっかり日も傾いてしまいました。
こんな時間まで、
おれの後悔に付き合わせてしまってすみません。
そして、ありがとう。
幾分か気持ちが楽になったような気がします。
けれど、おれはまだ自分を許せない。
この燻る怒りの槍は、
きっともうすぐおれの心臓を貫くでしょう。
本当に、
聞いてくださってありがとうございました。
じきに夜が来ますから、
どうぞ足元が見えなくなる前に
お帰りください。
また何処かの世界でやり直せたなら、
その時は、一緒に笑い話でも。
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