【二人声劇】魔王の娘

読み手: 台本:砂糖水

後悔は人を縛る、たとえ償いをしたとしても 「」ナレーション 『』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「…その娘、買うよ」 会場のどよめき、少女の絶望の顔、手に持つ金貨の重み その全てが不快だった 『わ、私…をお買い上げ…くだ…さ…あり…が』 「…そんなに怖がらなくていい 大丈夫だ、何もしない」 『こ、殺すために…買ったのではないのですか…？ ま、魔王の娘である、私を…』 「…俺はもう勇者じゃない…ただの村人だ」 『誤魔化さなくて結構です…！ いつかこんな日が来ること…覚悟しておりました 私は魔王の娘…殺されて当然です！！』 「やめてくれ！！ …あの時の表情が、忘れられないんだ 倒れた魔王に剣を突き立てようとしたあの瞬間…君は見ていたろ」 『…覚えていらっしゃたのですか』 「あぁ…罪なき人々を大勢殺した魔王を許すことはできない… だが、俺も魔族たちの家族を大勢殺した…魔王と同じだ…」 『…父は人間を見下し、あざけりながら殺していました…支配するために 到底許されるものではありません…」 「…すまない …俺の信頼する魔族を紹介する そこで自由に生きるといい」 『ありがとうございます…このご恩は忘れません…絶対に』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー #台本 #砂糖水の台本 #声劇 #声劇台本 #シリアス #コラボ歓迎 #魔王 #ファンタジー #勇者 #娘 #後悔 #懺悔 #二人声劇 #2人声劇 #二人声劇 ご自由にお使いください