声劇台本【また君に出逢えたなら】序章
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声劇台本【また君に出逢えたなら】序章
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オリジナル声劇台本(?)
登場人物
レイン(女性)
20代〜30代
王家直轄の騎士団を率いる騎士団長
高身長で黒髪
騎士団長を排出し続けてる家の現当主(?)
厳しい性格だが、部下達から慕われておりいつも仮面を被り素顔を見たものは誰もいない
ミコト(男)
10代後半(15~17くらい)
王家直轄の騎士団員で最近入団したばかりの新人
身長はそれほど高くなく、銀髪
東の国出身で刀を装備して、他の団員から馬鹿にされてる
銀髪は先祖からの遺伝で、先祖を辿ると…
ミコト「団長は、この国の建国神話信じてます?」
レイン「建国神話?…あぁ、あの竜を相棒にした英雄の話な…あれは、作り話さ
どう考えても竜なんて存在しないんだから…そんな話を信じてたのか?お前は?」
ミコト「だって、カッコイイじゃないですか!竜ですよ!竜…僕も乗ってみたいな〜」
レインは呆れていた、17の男子が竜を信じているなんて…そして、レインは彼にこう告げた
レイン「それじゃ、我が家に伝わる建国神話について話そうか…お前の好きな竜が出てくるしな」
ミコト「本当ですか!ぜひ、聞かせてください!」
レイン「分かったから落ち着け!…全く
それじゃ、話すとしよう」
そうレインがいい、騎士団長の一族に伝わる建国神話を語り出した
レイン「今から数百年前は我が国はいくつもの国に別れ、戦争をしていた…当時の我が国の規模はそれほど大きくはないが大国相手にはあまり勝ててはいなかった。
そんな我が国にある1人の男が現れた…彼の名は語られなかったが、彼は黒い竜を相棒に各地を平定していった」
ミコト「僕が知ってるのと少し違うんですね」
レイン「それは、一般に伝わる伝承と建国当初から支えている家の違いだからよ。
話を戻すけど、国を1つにした彼は建国王と称され、この国を作った…彼の相棒の黒い竜は国が1つになってから姿を現さなくなったと言われてる」
ここで、休憩が終わる鐘の音が鳴り
レイン「もう休憩が終わりみたいね…さっさと仕事に戻りなさい」
ミコト「もっと、その話しを聞きたかったですよ!」
レイン「戻らないなら…明日の訓練私が相手ね(ニッコリ)」
ミコト「す…すぐに、戻りま〜す!」
レイン「全く…あの子は昔から…いえ、あの子の時から変わらないわね」
(その日の夜)
レイン「誰もいないわね…それじゃあ、あそこまで行こうかしら。今日はあの子の命日だし」
団長がそう言い終わると、団長の身体が見る見るうちに大きくなり、伝承に残された黒い竜に姿を変え…ある山の頂上に飛んで行った
レイン「久しぶりね…貴方が死んでからもう、数百年前経つのね…こんなに時間経ってたなんて…久しぶりに貴方の子孫に会ったわよ、貴方と同じで竜に興味持ってたわよ…まだ、私は貴方のそばには行けないけど…貴方の子孫は私が護るから…ゆっくり休みなさい」
黒い竜とその竜が恋した人の末裔の…淡い恋物語であった
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