吹雪の果てに

カルチェラタン

事の発端は、うかさんがアップした映画エクソシストのテーマ Tubular Bells だった 暑い夏の盛りだと云うのに、私にはそこに降りしきる雪が感じられた 子供の頃に読んだ、楳図かずおの恐怖マンガから発想を得て、台本を作ってカルチェのメンバーに見せたら、みんな乗り気になって…わずか1日で完成です😱 ラストサウンドはムーニさんですが、僭越ながら私の方からお持ち帰りでアップさせていただきます。 台風も通過中の寝苦しい夜にいかがでしょう…背筋が凍っても、寝る前のトイレ…忘れないでね😁 うかさん BGM（Tubular Bells 映画エクソシストより） 画像 語り（ゆうか） こりさん BGM（クロマチックハーモニカ　グレちゃん） 語り（雪女） ムーニさん 効果音（吹雪の音、サイレン） 語り（記者） 半角斎 台本 語り（私） 台本 厳冬期の野生動物調査のため 私は娘のゆうかを含む4人の学生と共に この山に入った しかし天候は急変、私たちは吹雪の中、ようやくこの洞穴をみつけた 暖をとる術もなく、身を寄せあって一夜を明かすことになったが 「眠気覚ましに順番に怖い話をしよう」と誰かが言い出し…丁度100話目、私の番が来た 実は15年前、こんな風にゆうかと吹雪の晩を過ごしたことがあってね ゆうか「やめて！お父さん」 夜中にふと目を覚ますと、真っ白く長い髪で黒目のない美しい女が立っていてね… この子がとてもかわいいから、命だけは助けてやろう、ただこのことを誰かにしゃべったら命はないよ… 今から思えば…あれは夢だったのかもしれない ゆうか（すすり泣く声） 突然ゆうかが立ち上がった その姿は…あの女に変わっていた ゆうか「とうとう」 雪女「約束を破ったね」 女の白い息で、たちまち3人の学生は凍てつく骸となった 雪女「でもあなたには15年間の恩がある…でもこの次はないよ」 そして私の意識は遠くなった… 記者「こちら遭難現場。5名のうち3名は死亡がこの場で確認されました。生存者は1名…ただ若い女性1名の行方はいまだわかっていません、繰り返します…」 220814 DR 39th