声劇 地下室の月明かりと黒猫
台本:あいざわ 読み手:巴
声劇 地下室の月明かりと黒猫
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#声劇 #声劇台本 #朗読 #朗読台本 #本と万年筆
「ただの可愛いにゃんこじゃないんだぜ」がなかなか言えなくて3テイクくらいしました やっとうまくできた
あいざわ様台本↓
つくづく災難なやつだねぇ、お前。
やっほ〜姫さま。久しぶり。
なーに拉致られてんのさ。
まったく、世話が焼けるねぇ。
折角俺と一緒に逃げたのに、また捕まってやんの。
地下に監禁されちゃってまぁ.....
随分な歓迎されてんじゃん?
_泣かないで。よしよし。
もう大丈夫だから心配すんなって。
さっ、逃げますかーっと。
.....「ここからどうやって逃げんのか」って
聞きたそうな顔してんね?
いいこと教えてやるよ。
猫ってのは何処でもすり抜ける。
俺みたいな野良育ちの猫は特に。
この街は自分の庭みたいによく知ってる。
どこだって必ず、抜け道はあるもんなのさ。
石畳の狭い路地裏、生垣の隙間。
そして、呑気なあいつらは知らない
この建物の秘密の裏道。
どう?俺も案外有能だからな?
ただの可愛いにゃんこじゃないんだぜ?
さぁ、行こうか。
今度は手を離さないようにな。
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