💄𝟙𝕤𝕥 𝕟𝕠𝕥𝕖👘
私は決めていた。
"偶然性"に全てを賭けようと。
______次、隣に座った人を、相棒にする。
「……あの、隣いいですか?」
……来た。
これが私の運命だ。
「はい、どーぞぉ♪」
私に貼り付いた、この取り繕われた仮面をガラス越しに見ることにも、慣れてしまった。
•*¨*•.¸¸♬︎
昔からそうだった。
私は人よりかなり早く、処世術というものを身に付けた。
いつもにこにこ、にこにこ。そうしていれば皆がアタシを嫌わない。小さい頃はそう信じていた。
そんな訳無いと知ったのも、人より早かったと思う。何時ぞやのモーセよりも綺麗に海を割っただろう。人垣という名の海を。
______仮面の意味を、問うことはしなかった。
•*¨*•.¸¸♬︎
私は偶然に賭けると決めた。決めたからには動かなければいけない。
「あのぉ、こんな時間にカフェって〜、お姉さん普段は何されてるんですかぁ〜?」
私の隣に座ったのは若い女性だった。黒髪ロングで、おっとりとした雰囲気の、『大和撫子』という言葉がよく似合う女性。
でもどこか……不安気な色を湛えている女性。
「もしかして、この近くの大学生さんですかぁ?アタシもそのへんに通ってるんですけどぉ」
「あっ、私、会社員です。OLです。今日は午後から出勤で……」
少し戸惑いながら発されたその声も、お淑やかな女性を彷彿とさせるそのものだった。
「え〜!?社会人なんですか!?見えな〜い!!」
……ギャルかアタシは。
ふと、彼女の手元のスマホに目をやると、音楽を再生していたらしい。耳を澄ましてみると、外していたイヤホンから少し音楽が漏れていた。
「あ、お姉さん音楽聴いてたんですね〜。どんな曲が好きなんですかぁ?」
「あっ、流しっぱなしだった……ごめんなさい、うるさかったですか?」
「いいえ全然〜。ただ音楽好きなのかなぁ?って気になってぇ」
するとそのお姉さんは、
「そう……ですね。音楽っていいなって思います」
専ら私は聴く側ですけどね、と苦笑しているが……何だかそのへにゃりとした笑い方に、今までの経験上"裏"を感じてしまった。
これは一世一代の賭けだ。
私の希望を、彼女に託せるのだろうか。
「お姉さん……実は音楽にまつわる"都市伝説"があるんですけど、ちょっと聞いていきません?」
︎
♪。.:*・゜♪。.:*・゜
𝑊𝑒𝑙𝑐𝑜𝑚𝑒 𝑡𝑜… Show!May Day
♪。.:*・゜♪。.:*・゜
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💄Oh! No! No! No!
ちょっと魔がさしたんだ
そう、僕は君だけが全てさ
ねえ、情状酌量をください
僕独りじゃ生きてけない
👘Oh! Jesus!
そんな眼で見ないで
もう、金輪際 心入れ替えるよ
ねえ、だから執行猶予で
一度だけ見逃して
💄計画的な犯行のこのアリバイ工作も
👘君だけは騙せない
✨小手先の手品じゃ No! No! No!
✨まさに恋愛裁判
君は僕にどれくらいの罪を問う?
最終弁論 涙の後に君から告げられた
💄僕は「有罪(ギルティ)」
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💄愛染 紅鐘 -Kogane Aizen-
……cv.ここあ
https://nana-music.com/users/1310845
👘猪伏 燎 -Kagari Ibushi-
……cv.月見里 悠馨
https://nana-music.com/users/3749941
♪。.:*・゜♪。.:*・゜︎
💄tag👘
#恋愛裁判 #ボカロ #40mP
#Show_MayDay #愛染紅鐘 #猪伏燎
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