途中
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①
誉:第一回、冬組交流お月見会を開催しよう!
丞:……急になんだ。
密:アリスうるさい……すぴー……。
誉:密くん、まだ話は終わっていないよ!?むしろ始まってもいないからね!?
紬:えーっと……とりあえず、どうして急にお月見を?
誉:ふむ、それはだね!現在春組が公演を終え、夏組が稽古に入り、秋組にも台本が配られたそうじゃないか。だが、まだ我々冬組だけ目立った活動がない!
東:まあ、公演順が決まってるからね。気長に待とうよ。
誉:いや待ちたまえ、東さん。そこで大人しく待っているだけが我々じゃないだろう?
東:と、いうと?
誉:我々は我々で、公演の前に交流を深めておこうと思った次第さ!やはり、演劇においてチームワークも必要だろう。とくに冬組は、ワタシという天才がいるがゆえに他の組よりも多くのコミュニケーションを必要とすることだろう。
紬:……確かに、演劇はチーム戦と言われますからね。お互いのことをより知っておいた方が、舞台でも互いの感覚を掴みやすいかも……。
丞:舞台に必要なことだと言うなら、やるのは構わんが……なんで月見なんだ?
誉:ふっ、よくぞ聞いてくれたね……それはもちろん、ワタシがお月見をやってみたいからさ!実はワタシは、お月見というのをちゃんとやったことがなくてね。未知のものに触れあえば、また新たな詩興が……!
丞:聞くんじゃなかった……。
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