Scarborough Fair
イギリス民謡 サイモン&ガーファンクル
Scarborough Fair
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“旅の道すがら聴いた誰かからの伝言”
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ふと、この旋律を聴きまして、
なんとも歌いたくなり音添えました。
道中歩いている人に、見知らぬ人がいうのだそう。
“きみはあの街に行くのかね?”(Scaborough Fair)
でも、訊かれたものはひたすらに薬草の名前を唱えます。
何故でしょうかね。
聴くところによると、問いかけた者のルーツは”妖精の騎士”だそうです。
歌の源流にあるのは”Elfin knight(妖精の騎士)”という物語なのだそうですが、
こちらの”Scarborough Fair”はそこから広く広がり、
妖精が語りかけたという共通点が残ったのだそう。
つまりは、人間ではないのですよね。
妖精さんが、旅人に語りかけるわけです。
“きみが今から行くところには、私の愛しい人がいて。
どうか伝えてくれないか?
これをどうかしてほしいと、伝えてくれないか?”
それを旅人はひたすら薬草を唱えて回避します。(パセリ、セージ、ローズマリー、タイム、パセリ、セージ、ローズマリー、タイム…)
薬草はお守りで、魔除けでもありますのでそのことからだと思います。
ちょっと切ないのですが、
この旅人さんには今回難しかったということで、すね。(うむ)
そういえば“世界から猫が消えたなら”という映画を見たことがありまして、
そこで主人公が
”(苦手だから)パセリなら世界から消えていい”
みたいなこというんですが、
彼の願いでパセリが消えてたら、この歌の旅人さんは回避が出来てなかったかもしれない。←
(ローズマリーとセージとタイムでは、スルーしきれなかったかもしれない)
そんなことも思いつつ。笑
色々奥深いなと思いながら、素敵な演奏と歌声に幸せな時間をいただきました。
本当にありがとうございました。
ほくほく。
ではでは、また。
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追記)
ふと、自分ならどうするかな、と思ってて、
自分なら伝言じゃなくて、
”そんなに彼女に会いたいなら、街行こう。
迷子ならついておいで!”っていうと思いました。
(そうやって色々連れてく)
で街に着いたら、観光がてら探し回って、
相手の方を見つけたら、
“あとは自分で頑張れ”(じゃっ!)
と去る振りしてちらっと見守ると思います。
“Nekoに話しかけれたぐらいなんだから、
愛する人への告白は間接的にじゃなくて直接言えるでしょ👀ガンバレー”
と応援して、さよならして、しばらく観光してます。
で、なんとなく大丈夫そうかなって思ったら、
別に君のためではなくて、私のしたいことが重なったからなだけだからな、とまた旅を続けますね。
(自己犠牲はせず、自分のしたいことがたまたま重なったスタイルを主張する)
そんなことを思いました。がんばれ、妖精の騎士!(応援)
心残り、和らぐと良いですね。
私も、精一杯できることしなきゃな。
そんなかんじ。ではでは☺️✨
Comment
2commnets
- Neko
- はる解説がとても勉強になりました!使ってくださってありがとうございます!