レイ・アリューシャ【前編1】
台本 由季
レイ・アリューシャ【前編1】
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👠レイ・アリューシャ キャラストーリ【前編1】👠
レイ・アリューシャ役
〔https://nana-music.com/users/8798436〕
Crime Eradication Agencyにて
レイ「…クレア、貴女また勝手な行動をしたでしょう」
クレア「何の事?」
レイ「あの人の邪魔をしないで。」
クレア「邪魔?…私は手伝っているだけ。貴女こそ、オリヴァーの足枷になってるの自覚したら?」
レイ「…そんなの私が1番分かってるわ。でも、あの日、あの人に出会わなかったら、今ここに私は居ない。…もしかしたらとっくに死んでいたかもしれない。」
クレア「……貴女もオリヴァーに救われたのね」
クレアは自分の過去を思い出し、いたたまれなくなり、その場を立ち去る。
レイ「…あの日のことは一生忘れられないわ」
1人の少女が走っている。少女を追うように何人もの男たちが続く。少女は咄嗟に物陰に隠れる
?「…っ!」
男1「どこ行った!あの賞金首!」
男2「手分けして探すぞ!」
男たちが通り過ぎたのを確認すると、少女はため息をつく。
?「…何で、私ばっかり…」
少女の名は、レイ。実は彼女は王族の令嬢。家柄が嫌で度々城を抜け出しているのだ。
レイ「好きであの家に生まれたわけじゃないのに……そろそろ、ここから離れないと」
レイは恐る恐る隠れていた物陰から出ると、辺りを見回すと港が見える。
レイ「よかった、誰もいない。今のうちに逃げないと。」
その時
男1「居たぞ!」
レイ「…っ!」
レイは港に向かって走り出す
男2「待て!!」
レイ「…もう嫌…っ!?」
次の瞬間、レイは"何か"とぶつかり、倒れそうになってしまう。
?「…おっと、大丈夫かい?」
ぶつかった"何か"は倒れそうになったレイの手を取り、倒れるのを未然に防いでくれた。
レイ「…ごめんなさい、ありがと、」
レイはお礼を言おうと顔を上げると、そこには、美丈夫が立っていた。一瞬目を奪われるが、追っ手の存在を思い出し、お礼もそこそこに逃げ出そうとするが、
?「追われてるのかい?」
レイ「……」
?「匿ってあげようか」
レイ「え?」
?「大丈夫。ちゃんと城まで送り届けるよ」
レイ「どうして、城だって…」
?「その話はまた後で。…行こう。走れるかい?」
レイ「……えぇ」
レイは頷いた
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