【声劇】泡沫スペクトラム
読み手: たろぽ × 台本:エグゼクティブソーダ
【声劇】泡沫スペクトラム
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#炭酸水の台本 #台本
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「あれは…なに…?」
『美しいだろ?
数年に一度、空に現れる光…
どうして現れるのか…どうやって現れるのか…
詳しいことは何もわかってない』
「まるで…空に浮かぶ泡のよう
ふわふわと揺らめいて…ふっと消える」
『あれは…この地方では泡沫(うたかた)と呼ばれているんだ』
「うたかた…?」
『ほんの少しの間だけ現れる、儚い光の泡
君に見せたかったんだ』
「とっても綺麗ね…でも、どうして今日これが見えることを知ってたの?」
『スペクトラム』
「スペクトラム…なんなのそれ?」
『現象が曖昧な境界を保ちながら連続すること…
あの泡沫はまさしくそうだ』
「曖昧な境界って…?」
『あれは、別の世界からやってきてると思うんだ
泡沫が現れる日は必ず”歪み”が観測される』
「その歪みが今日起こったってこと?」
『そうだ…
世界の境界すら曖昧にして継続的にやってくる光の泡…
泡沫スペクトラムだ』
「…私、そんな幻想的なものを目の当たりしているのね
ありがとう…素敵なものを見せてくれて」
『…あぁ』
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Comment
1commnets
- たろぽ🪴🐳もしや間がキツキツだった…?すまん