「恭太郎と刺客たち」
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「恭太郎と刺客たち」
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清十郎「橘恭太郎、貴様、軍艦操練所頭取の勝麟太郎の悪しき思想で幕府内の空気を汚すものなり。ここに天誅をくだす」
仁「なんだ、時代劇の撮影か?」
恭太郎「何者たちぞ!?」
三木半兵衛「覚悟!」
忠兵衛が恭太郎を庇い切られる。
忠兵衛「恭太郎様!」
恭太郎「忠兵衛!」
仁「うわっ、これは、本物の血じゃないか!」
信輝「そこにいるのは誰か!?」
仁「い、いや、私にもなんのことか…」
正三「だまれ!」
清十郎「橘!」
信輝「死ね!」
ペンライトで抵抗。
清十郎「邪魔立てしよって!」
ペンライトで抵抗。
清十郎「目が!!」
見回りのものたちの声「何事か、何者たちぞ!」
正三「いかん、人が来た」
清十郎「退却だ!!」
仁「大丈夫ですか!?(恭太郎の額を見て)これはひどい!」
恭太郎「私は湯島4丁目に住む小笠原順三郎支配内橘恭太郎と申します。で、あなたさまは?」
仁「私は南方仁、医者です」
恭太郎「おお、お医者様でしたか…」
仁「しゃべらないでください!」
麟太郎「おい!何かあったかい!(気づき)恭太郎じゃねぇか!なんだい、このありさまは!」
仁「複数の侍に襲われたのです」
麟太郎「おめえさん、何者だい?」
仁「私は医者です。早く手術しないと手遅れに!」
麟太郎「おおう、わかった!おう、てめえら!手貸しな!」
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