【tumpop:メインストーリー】26-27話
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【tumpop:メインストーリー】26-27話
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26話 心配
_花退院後
🌸「おはようございます〜、楓さん」
💐「あぁ、おはよう。足は大丈夫なのか?」
🌸「この通り、大分よくなりましたわ〜」
💐「何よりだな。まぁ、あたし達のリーダーは昨日の体育で捻挫してたがな…」
🌸「そうなん…!?うたちゃんったら心配やわ…!」
💐「軽く捻ったくらいらしいし、大丈夫だと思うが…。それより大会用の衣装はどうなんだ?」
🌸「それはもう、入院中に形はできてるから大丈夫よ」
💐「そっか。なら後は曲練習だな」
🌸「はい。『厳しく』お願いしますわ〜」
💐「しようとしなくても、碧もいるし自然となるだろ」
🌸「フフッ そうやったわ」
💐「まぁ、ここまできたら全力でやるだけだ」
🌸「当たり前です。私も今まで以上に気張っていきます〜」
💐「無理だけはするなよ」
🌸「心配、してくれとるん?」
💐「ま、まぁ、チームメイト…だからな」
🌸「フフッ ありがとうございます〜」
27話 Love…?
__花退院の少し前
🌹「今回の曲のセンターは先生にやってもらうよ」
🌺「えっ!?私!?」
💐「新しいな」
🌼「期待してますよ!!先生!」
🌺「ちなみに今回の曲ってどんな…」
🌹「ずばり、愛がテーマよっ!」
🌺「わ、私が…愛!?」
💐「まぁ、メンバーの中で一番恋愛経験値が高そうなのは先生だよな…」
🌼「そうなんですか!?先生!」
🌺「うっ…まぁ、それなりに…というか年齢順的な選抜じゃ…」
💐「あたしは先生の愛の歌、聞きたいと思うけどなぁ」
🌺「やります!!」
🌼「やったー!!」
🌹「単純、ね…」
💐「花の退院前に形だけでも、できるようにしておくぞ」
🌺「はい!伊藤ちゃん!」
💐「伊藤ちゃんはやめてください、先生」
🌹「うた!ちょっとこっち来て!」
🎋「あの…学生証落としましたよ」
🌹「あ、あぁ…ありがとう」
🌷「水琴!電車間に合わ…!」
🌼「何ですか?碧さ…!!」
🌷「…ふーん……久しぶりですね、先輩♪」
🌹「えぇ、そうね」
🌼「ま、待って待って待って!もしかして最近SNSで話題のXanadU……?!あと久しぶり、碧さん、先輩って?!どういう事なの…!」
🎋「フフッ 愛瑠は元々碧さんと同じスクールアイドルのメンバーで現Xanaduのメンバーってことだよ」
🌷「…やっぱりスクールアイドルは続けてたんですね」
🌹「別にいいでしょ」
🌷「もちろん♪ただそんなに楽しそう活動されているのを見ると、少し…」
🎋「愛瑠!」
🌷「おっと、私の後輩は怒ると怖いから…。じゃあ決勝で。……いや、決勝の応援よろしくお願いしますね」
🌹「…!!」
🌹「うたちゃん、ごめんね。情けないとこ見せちゃって」
🌼「いえ…私もなんだか混乱しちゃって…」
🌹「うちもびっくりだよー。まさか、こんなに早く元メンバーの愛瑠に会うなんてね」
🌼「XanadUは今最も勢いのあるグループ。決勝は確実、ですよね…」
🌹「そうね。でもtumpopとは別のブロック。このまま順調に勝ち進めば、XanadUと当たるでしょうね」
🌼「いけるん、でしょうか…?」
🌹「そんな弱気なこと言わないのっ!tumpopにはtumpopらしさがある!大丈夫よっ!」
🌼「碧さん、無理だけはしないでくださいね?」
🌹「フフッ うたにそんなこと言われるなんてね」
🌼「私は今の碧さん大好きですから!」
🌹「…ありがと。決勝まで頑張りましょ!」
🌼「もちろんです!」
🌹「それと…」
🌼「?」
🌹「…何でもないわ」
息が白くなり始めた。冬の訪れを知らせるような初雪は碧にとって「あの時」を蘇させる苦い色だった。
🌿「愛瑠~!どうしたんですか~?」
🌷「別にっ、なんでもない」
🌿「顔が怖いですよ~?」
🎋「そっとしておこ?」
🌿「嫌です!私は知りたいんです!」
🌷「先輩に、会ったの」
🌿「先輩?」
🌷「元メンバーの。…それもスクールアイドル続けてたの。あの事を何も無かったかのように…!!あの時、辞めるって言ってたのに…!!」
🌿「そうなんですね…。でもでもラブライブ、出るんですよね?」
🎋「えぇ…グループ名はtumpop。私たちとは別ブロックだよ」
🌷「一次であのパフォーマンス…あれは悔しいけど、上にくる。でも優勝は譲らない……!!」
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