サンプルボイス:妃りおん
わか
サンプルボイス:妃りおん
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#即興BGM お借りしました!
#みる創作
オーディション受けにきたりおん君という名の実質イメージボイスです。
耽美系?って思いながら、今まで見た舞台とかから知識を引っ張ってきました◎
セリフの左右振りは場面転換です。
エコーはステージの上で発声してるからです。
ある館に迷い込んだ男。
その館の女に惹かれて一緒に住み始める。
そこから不可解なことが起こり始め、
ついに自分の気が触れてしまったのかと不安になる。
彼女が全ての鍵を握ると踏んだ彼は、様々な方法で
彼女の正体を炙り出そうとするが…?
っていうよくあるお話です。
☪︎*。꙳
「貴方はまるでバラの花ね。
優しい花弁や甘い香りで惑わせて、
最後は棘で私を拒むんだわ。」
「だってそうでしょう、わかるのよ、あなた、私の目を見ていない。」
「この館がずっと夜である意味をご存知?」
「夜が明けたらあなたが出ていってしまうから。だからこの館は朝を迎えない。主人なき館は死んでしまうわ。」
「もうわかっているの。私はあの日の亡霊。あなたの中だけに存在している夢のかけらなの」
「おかしな話ね、夢が夢を見たのだから。この仄暗く湿った館で唯一の光。冷たい月でも、灼熱の太陽でもない、柔らかく温かい光よ、あなた。」
「ああお願いどうか、どうかもう一度だけ、月を見ながら笑い合いたい。熱の通わぬこの体が、あなたの声ひとつで血潮の通う人間になれた、幻であっても、」
「そう、幻であっても」
以上。
(台本は即興です)
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