エピソード② 《ショッピング編1》
Chlorine(塩素)
エピソード② 《ショッピング編1》
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📱ユア「皆さんこんにちは!今回はTwitterで公開したエピソード、とある日のTwinkler+Twins《ショッピング編》の投稿をお届けします。ぜひご覧くださいませ!」
※Twitter版との変更点はございません。今後もTwitterにてエピソードをすべて投稿し終わった後にnana ver.を公開します。
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〈ねぇ、今日みんなでショッピング行かない?〉
全員の休みが揃った日にレイナから届いたメッセージに全員が賛同し、急遽Twinkler+Twinsのメンバー全員でショッピングへ行くこととなった。
____ショッピングモールにて
「なんかみんな買いたいものある〜?」
レイナの問いに各々が買いたいものを答えていくなか、リカだけが黙っていた。
「リカちゃんはどう?」
「わたしは…後でいいよ」
ぼそり、とリカが言うと、ミレイが優しくリカの肩に手を添え、
「あら、リカ。遠慮しなくていいのよ。」
「そうそうっ!じゃあまずはリカちゃんが買いたいものが売ってるところから行こっか!」
モモの提案にリカ以外がいいね!と返事をした。
リカは僅かに目を見開き、慌てたように言葉を紡ぐ。
「えっ、あ、ご、ごめんね…」
「あ、謝らないで…!いつもリカちゃんにはお世話になっているんだから、これくらいさせて?」
「っ!…あ、ありがと…」
ほんの少し口角を上げて小さく微笑むリカに、思わず可愛い!と叫びそうになったリリの口をモモが手で覆った。
「はい、セーフ」
「ぷはっ…あ、危なかったぁ…ありがとう、モモ」
「いーえ!」
「ふふ、相変わらずリリちゃんはリカの笑顔に弱いね…。あっ、あんまりのんびりしてると日が暮れちゃう。リカ、何を買いたいの?」
「そ、そうだね。えっとね…」
____文房具専門店
リカが買いたいと言ったのは、可愛らしい文房具をたくさん取り揃えていることで有名な文房具専門店に売っている、ハーバリウムのボールペン。
どういうものかなんとなくは知っているものの、きちんと見たことがなかったメンバー達は、わくわくしながらリカについていった。
「あ、あのね…これ、可愛いなって、ずっと思ってて」
そう言ってリカが指差したハーバリウムのボールペンは、ハートやリボンがたくさん散りばめられた可愛らしいものだった。
「えっめっちゃ可愛い〜!!」
「本当ね…!あっみんな!これも…これも可愛いわよ!!」
「ミレイちゃんめっちゃテンション上がってるねぇ!あっこれも可愛くない!?」
プライベートでショッピングを楽しむ彼女達は、心の底からの笑顔や盛り上がりをみせていた。
「ミユちゃん、ミユちゃん」
各々が欲しい文房具を買い物カゴに入れ始めた頃、リカがミユに小さく手招きをした。
「どうしたの、リカ」
「あのね_____」
リカの相談を聞いたミユはにこりと微笑んだ。
「いいと思うよ。さ、みんなに言ってごらん。」
「う、うん。_____あ、あのね、みんな…!」
リカは可愛い文房具を前に盛り上がる4人にも聞こえるくらいの声をなんとか絞り出した。
「どうしたの〜?」
「あ、えっと…もし、迷惑じゃなかったら…さっきのハーバリウムのボールペン、みんなでお揃いにしたいなっ…て…」
今までほとんど我儘や自分の希望を言ったことがないリカは、ぷるぷると手を震わせながら顔を俯かせた。
そんなリカの手をミユが優しく包み込む。
「もちろん、いいわよ!」
ぱっ、とリカが顔を上げると、メンバー全員が頷いていた。
「あ、りがとう…!!」
言ってみてよかった、いいよって言ってくれてよかった…!
リカは嬉しくて嬉しくて、リカの手から離そうとしていたミユの手をぎゅっと掴んだ。
「!…ふふ、今すっごく嬉しそうな顔してるよ。…よかったね、リカ」
「うん…うん…!」
噛み締めるように頷くリカに、優しく微笑み返すミユ。
そんなふたりを呼ぶリーダーの声が響く。
「リカ、ミユ〜!どれにするか選びましょう〜!」
「はーい!ちょっと待ってて!…行こっか」
「うん……!」
リカとミユは手を繋いだままメンバーの元へと急いだ。
とある日のTwinkler+Twins《ショッピング編2》に続く
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