【予告風声劇】『撫子力車』
ナオ「」 鈴香『』
【予告風声劇】『撫子力車』
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『乙女ヨ、大志ヲ抱ケ!』
____道すがら、君拾う
覧島ナオ (cv )
真音鈴香 (cv )
(人力車を押す音)
(走ってくる音)
『ハ、ハァ…お兄さん!!乗せてって!!』
「はいよ〜、どちらまで」
『誰も見つけられないくらい、ずっと…ずっと遠くに…!』
(小銭入れをぎゅっと握りしめる音)
bgmスタート〜
その女は、まだガキのくせに
やけに鋭く、綺麗な瞳をしていた。
(水面に佇む〜)
『…ちょっと、聞こえてるの!?急いでいるの、私!』
「商売の邪魔だァ、さっさとどきな」
『ッ客の相手もできないくせに商売人なわけ…!?』
(ひとつずつ〜)
「なんでお嬢さんが家出なんてすんだよ」
『家出?違うわ!私は、自分の力で生きていきたい……それだけ』
(気づいていますか〜)
「女が仕事で食っていくってか」
『そう!貴方にいろんなことを教えて欲しいの!
文句はなしよ!あなたは既に共犯者なんだから♪』
「はぁ!?」
(優しい愛のいろに〜)
『……ナオは私が結婚しちゃっても、いいんだ』
(いつか恋人よ〜)
(ここからはセリフが少し被るように)
「お嬢さんと平民なんて、生きてる世界が違うんだ」
『ナオはすごいよ!?私が証明するから!』
「暫くは、置いてやるよ」
『前よりは上手でしょ?』
「…食えるだけなァ」
(私の瞳に〜)
『ナオの側にいたいって…おかしいかな…?』
(姿、優しく〜)
「撫子力車」 初夏、出発開始
(〜ラスト4秒前)
「どこまで行く気だ?」
『どこまでも〜!!』
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秒数等参考音源
https://nana-music.com/sounds/0607ed58
細かな設定⬇︎
間宮です。この度はこちらの台本に目を通してくださりありがとうございます。時代は明治、女が平等を目指し働き始めた頃
皆様のナオと鈴香の物語をぜひお聞かせください。
覧島ナオ MiJIMA NAO
普段浅草近くにて俥夫をし生活している19歳の青年。
金に苦労した幼少期を送った。
金持ちに嫌悪感を抱きながらも人力車を利用する客は裕福な人間が多いため複雑な心境を抱きながら仕事をしている。
周囲からは口は悪いが彼の人力車は迷うことなくいち早く目的地につくことができると評判が良い。
初対面では鈴香に対して初めて見る西洋のドレスに目に丸くして驚いていた。金の使い方を知らない少女に「こいつは馬鹿だ…」と呆れながらも心配する一面も。
真音鈴香 MAON SUZUKA
街と不釣り合いな西洋のドレスを纏い大きなカバンを引き摺りながらナオの人力車に飛び乗った15歳の少女。
ずっと年上の紳士と結婚させられることになり逃げ出してきた。実の親は昔に亡くなっており貿易関係の仕事をしている家系の里子として今の家庭に引き取られる。教育が厳しく必要最低限の外出が認められていなかった為窓の外から眺める人力車へ憧れを抱いていた。
家を出ると同時にナオの人力車を捕まえて大量の宝石を対価に自身に普通の生活を教えて欲しいと申し出る。
悪いことを知らない圧倒的ポジティブ人間
初対面ではナオに対して「レディーにこんな失礼な人間がいるなんて!」と激怒する。
使用素材様
効果音ラボ様
魔王魂様 「白金の小舟」
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