正直原曲通りの方が歌いやすいのですが、あえてサビで1オクターヴ下げてみました。そちらの方が、後に言う「無邪気で残酷な子供」感が出るかなあ、と。ただしそれだと微妙に物足りなく感じたので、原曲通りの音が付け足されていたりします。
「私がの声で傲慢だとしたらどんな感じだろう?」と自問自答した結果「魔女の家のエレン」という答えに帰結したので、頭の端っこに起きながら歌っています。尊大というよりは無邪気に。見下しているというより自分の感覚が当然で不思議がっているような。全体としては、歌詞の意味がわかりやすいように歌うことと、「コイツマジでワガママなガキだな」って感じの発声になるようにしました。
細かい所で行くと、「さ行」の発音をしっかりすること(「s」に聞こえるくらいかすれてしまわないようにすること)、「ははっ」という乾いた微笑を「あははっ!」という無邪気な笑い声に変えてみること、極力声の透明度を下げて小生意気な子供っぽくすることを心がけました。
他の皆様のような「王!」とか「偉そう!」とか「強い!」とかって感じの〝傲慢〟ではありませんが、私なりの、私の中の、私にできる〝傲慢〟に仕上がったと思います。多分この傲慢ちゃんはケラケラ笑いながら蟻の巣に水を流し込むタイプのクソガキです。
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