貴方だけの特権【朗読・男女兼用】
台本:ぴりぽー
貴方だけの特権【朗読・男女兼用】
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私(俺・僕)は声劇が好き(だ)。
自分ではない誰か。1つの物語に登場するキャラクターに魂だけを預けて、その人生を共に歩む。
魅力的な世界で、個性豊かな人達と過ごしながら、いくつもの場面を乗り越えて行く。
時には笑い、時には怒り。泣いたり、喜んだり。
1つ1つの積み重ねが、私(俺・僕)の魂を揺さぶってゆく。
そして物語が終幕するとき、キャラクターに別れを告げる。
私(俺・僕)の言葉に彼女(彼、君)はなにも答えない。けれど、気持ちだけは伝わってきた。
産んでくれてありがとう。今度は私(俺・僕)が貴女(お前、君)についていく、と。
ーーー
日常に戻ってきた私(俺・僕)は、次の声劇を探す。
私(俺・僕)にしか見れない世界を、貴女(お前、君)と共有するために。
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