願わくば彼らに夜明けを

傘村トータ

"加速する浸食の中で、あなたはどこまで大切な人を愛せますか" 「願わくば彼らに夜明けを」 〜明けない夜のリリィ×あなたの夜が明けるまで〜 明けない夜のリリィ➯ 【https://nana-music.com/sounds/05cdadd6】 あなたの夜が明けるまで➯ 【https://nana-music.com/sounds/05cea6b5】 おはよう、僕の歌姫➯ 【https://nana-music.com/sounds/05d8858e】 🗝➯ 【https://nana-music.com/sounds/05d7cbd6】 「僕」の住む世界はおかしくなってしまっていて、 地球は回らず、永遠に夜のまま。 それでも「僕」だけがなんとか正常な思考を保っている。 大切な人である「リリィ」の歌声だけが、 彼を支えている。 しかし、それもそろそろ危うく、 彼は自分がおかしくなりかけていることに薄々気づいている。 壊れかけの彼は、「リリィ」を檻に閉じ込めて、 自分のために無理やり歌わせている。 優しい「リリィ」は、そんな「僕」の狂った愛情のような何かを甘んじて受け入れている。 と、「僕」は完全に「思い込んで」いる。 実際は、檻に入れられているのは「僕」であり、 檻の中にいるのは「僕」、柵の外にいるのが「リリィ」である。 一人おかしくなってしまっている「僕」の正気を少しでも保つため、 「リリィ」は彼の好きな(好きだった)歌を、檻の外から歌い続けている。 「明けない夜はない」というのは、 普通であった頃の彼が、以前彼女に教えてくれた大切な言葉だった。 おかしくなって、次第に彼女のよく知る彼ではなくなっていく「僕」だが、 「リリィ」は、本当の彼を忘れまいとしている。 「君は、どこ？」 嗚呼、 ここに、いるよ、 ▪️歌 Kayan. × 🥀 ▪️お借りしたinst https://piapro.jp/t/LYC1 ▪️高音質 https://twitter.com/kaniconico/status/1359111202991841281?s=21 (是非ヘッドホンでお楽しみください)