本
読み手:
本
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『本』
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父は、本を読む人であった。
しかし、読む時、読まない時が激しい人であった。
たまに、書店で本をたくさん買い込んでは、読んでいた。
ある時、父は言っていた、
『本は本から巡り逢いにやってくる。』と。
『巡り逢いにきた、本を買っているのだ』と。
自分から選んだ本であっても、
人から勧められた本であっても。
その本を手に取りたいと思い、
その本を手にとったならば、
その瞬間がその本と自分との巡り逢い。
本は待っている。
あなたと巡り逢うその時を。
本を読まなければと急ぐ必要はない。
遅いも早いもないのだ。
本を手に取り、心躍るその瞬間を信じればいい。
本は待っている。
あなたが手にするその瞬間を。
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最近、友人と好きな小説の話をする機会がありました。
友人は、こんな俺がついに小説を読もうとは!
昔から本を読んでいる人は凄い、と言っていました。
その言葉を聞いた時に、ふと父の言葉を思い出して、その話をしました。
とても素敵な言葉だったので、今も大事に心に残っています。
素敵な巡り逢いがありますように。
そして、文字に起こす機会があり、nanaにもあげてみようかと。
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ちぃと申します。
今回はとても短い。。。_( 」∠)_
1分半はとても難しい。。。
よろしくお願いします。
みわたかさんから、素敵な音源をお借りしました。
『旅』という題名に惹かれ、この台本の巡り逢いも、要するに自身と本の旅の中の出逢いなのではと、ピッタリなのではと、思い選曲させて頂きました。ありがとうございます。
https://nana-music.com/sounds/04b0244f
#声劇 #朗読 #声劇台本 #一人声劇
Comment
4commnets
- ささみもっかい借りた!ありがとう!
- ささみお借りしました
- 咲音すいかりました!
- 碧(飛鳥)素敵な台本お借りしました( . .)"