声劇『子守唄が聴こえる町』

僕:〇〇 伴奏:ayakoro様 台本:こだぬき

『 それでも、君の唄を ずっと 忘れられずに 』 ------- ✔ご使用の際は必ず、伴奏様へ拍手、コメントでご報告をお願い致します ✔当台本の投稿ページへの拍手及びご報告は、強制ではありません ✔FF外関係なくご使用いただければと思います ✔コラボ済掲載時のキャプションのコピーペーストご自由に！ ✔一人称の変更および、語尾のアレンジOKです！ 一人称変更の際は、タイトル下のお名前記入欄『僕:〇〇』も変更してくださいませ✨ 因みに この台本を書くにあたって使用したイメージワードは、 悲壮感、子守唄___ 色々な推察をしていただきたいので、敢えて内容にはノータッチでいきます では、以下、台本です！ ---------- 凍えるほどに静かな夜だった 手袋をした指の感覚がなくなる頃、 誰のものとも知れないシルエットを眺めていた 不意に窓から漏れて聴こえてきた子守唄が優しくて、あたたかくて、でもなぜか怖くなって その場を逃げ出した僕は、 今どこを走っているんだろう 縺(もつ)れる足で躓(つまず)いて、 ぶつけた鼻先が痛くなった …いや、本当に痛かったのは、 知らず知らずのうちに握りしめていた左胸あたり もしかして、この刺すような空気が肺で暴れているんだろうか？ 口元に押し当てた手袋からは優しい匂いがして、 なんだか、懐かしいと思った この町のどこかで、君も僕を探しているのかな ……そうであってほしいと願うのは、やっぱり、僕だけなのかな また会うことが出来たら、君はどんな顔をするんだろう 僕は、どんな顔をすればいいんだろう どこからともなく子守唄が聴こえてくる 僕はまだ眠りたくないから、耳を塞いで空を仰いだ 君が想っている相手が僕だったなら、……いや、考えるのはやめたんだ 今はただ、誰もいないこの町を歩くだけ 優しいけど悲しい音楽を、振り払いながら ---------- #読んでくれると嬉しい #台本 #台詞 #一人声劇 #朗読 #声劇台本 #声劇 #こだぬき この度もお世話になっております、私の心臓を鷲掴みにしてくださった伴奏様✨ ayakoro様作曲より、 『眠る前に歌う君【伴奏】メロディラインあり』 本当に有難う御座います✨ ○