私の15才の誕生日にリリースされた、思い出深い曲です。もしご存知の方が居られれば、コラボして頂ければ幸いです。短い歌詞とメロディーにせつなさと愛情を感じる珠玉の名作です。作詞は〝喝采〟を始め、ちあきなおみさんの数々の名曲でお馴染みの〝吉田旺さん〟作曲は〝ピンク・レディー〟〝山本リンダさん〟初期の〝山口百恵さん〟など多くのアーティストを手掛けられた、大ヒット・メーカー〝都倉俊一さん〟です。1975年、「喝采」の3年後にリリースされた、吉田旺作詞、都倉俊一作曲の「花吹雪」。この2年前に、ペドロ&カプリシャスの楽曲「ジョニーへの伝言」、「五番街のマリーへ」を作曲した都倉俊一さんが、その雰囲気を少し残しつつ、美しいメロディーに仕上げられた楽曲です。のちに同じく、吉田旺作、作曲:船村徹でリリースされた「紅とんぼ」では新宿駅裏の店「紅とんぼ」を閉めて故郷に帰るママを描いていますが、「花吹雪」はスナック若しくは、喫茶店のママ風の女性と年下の思われる大学生との淡い恋物語といった感じがします。学校を卒業して故郷へ帰る男性と別れ、駅裏の小さな店をしめて故郷へ帰って行くという設定です。作詞者は同じ吉田旺さんですから、この女性も同一人物ではないにしても控えめで、夢を追いかける青年を心から応援したかったのではないか、と思ってしまいます。今回の伴奏は、ラストのEDをドラマティックにしたかったので、最後に重きを置きました。