【1人声劇】僕が知っているその人の全て
語り手 :くらむ
【1人声劇】僕が知っているその人の全て
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【1人声劇】僕が知っているその人の全て
PICOさんの素敵な台本お借りしました(*´﹀`*)
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その時間、その席に座るその人は、
特に決まってこれといった物を注文する訳ではないが、しかし最初は必ず、コーヒーを飲んでいた。
この20数年、人に興味を抱いたことなどなかった僕が、無意識に見てしまうほどに。窓の外を眺め、物思いにふけるその人には、何とも形容しがたい魅力があった。
その日。その人の帰り際。らしくもなく僕は、何かに取り憑かれたかのように話しかけてしまっていた。
今思えば、コーヒーは何がお好きなんですか、とか、
この辺りに住んでいるんですか、とか、
そういう事を聞くべきだったのだろう。
「いつも、1人で何を考えているんですか」
少し驚いたような表情をした後に、その人はゆっくりと口を開いた。
『窓ぎわの花瓶の花たち…。季節によって変えているんですね。…見るのが、とても好きでした。』
それから季節は巡り、幾度も花を変えたが、それ以来、その人が来ることはなかった。
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語り手
カフェの店員
その人
カフェの常連
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Comment
2commnets
- くらむଳ
- PICOくらむさん!!読んで頂きありがとうございますッ!!🙇♂️ んはッ!!良いお声ッ!!🤦♂️💕 自身の中ではかつて無く、とても惹かれたその人が特別な存在で。思い返す時も、その人を思って微笑んでしまうような優しい定員さん。 語りも凄くお上手で…、こんな方に日頃声劇を読んでると思ったら身震いしてきました( ˊᵕˋ ;)ウマスギカッケェ いや、待って…女性だ…今女性がいた…その人がいた…。待って、エグいですって🤦♂️…前々から言っていますが、くらむさんのお声の幅が半端なくて…本当に尊敬してます🙇♂️お姉さんボイス…。スーー、ご馳走様です…。 最後の1文の語尾、一瞬で切なくする演技。 さてはくらむさん天才ですね?? 自分、眩みに眩んでるんすけど🤦♂️ どーしてくれるんすかッ!!笑 改めまして、拙い台本にも関わらず読んで頂きありがとうございました🙇♂️