【声劇台本】色をつけてくれていたんだ。
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【声劇台本】色をつけてくれていたんだ。
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生きてきた中で、1番静かな朝だった。
何もする気が起きなくて
それでも時間は進むから
重い体を動かしてベッドからおりる。
久しぶりに自分で作った朝食も
全然味がしなかった。
そろそろ行かなきゃ、と
頭の中の自分が話しかける。
ああ、わかってるよ、と答えながら
支度をして家を出た。
静かな、お見送りだった。
人が多い駅。そのはずなのに
音が、聞こえなくて、1人だけ無音の中のようだ。
仕事も手につかなくて、心配されたような気もする。覚えてないけれど。
やっぱりご飯は味がしなくて、いつも通りの時間に家に帰った。
外はもう暗かった。
綺麗なはずの星空には色がなくて、輝いてるのかすらわからなかった。
────こんなにも、こんなにも
君は僕の日常に色をつけてくれていたんだね。
もういない君のことを思って
その時ようやく泣くことができたんだ。
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ひらたほのかです。
性別自由です。
台本の多少の改変(語尾など)はOKです。
コラボしてくださる際は一言お願い致します。
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