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todorokigentaro
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作詞:todorokigentaro
作曲:ORPHEUS
★優が天井に向かって話している時、勇作も優に語り続けていた。しかし、お互いに声が届くことはなかった。
★1週間たったが、彩子とは、まだ一度も話せていない。
★朝、優のベッドのスマホのアラームが鳴った。その時、異変が起きた。彩子の意識が開き、大きく揺れたのだ。
★勇作は、すぐには声が出なかった。それほど、彩子の意識の揺れは尋常ではなかった。
★「彩子、大丈夫か?」
☆「ごめん、ちょっと、大丈夫じゃない。」
★勇作は、彩子の意識の揺れが収まるのを待った。
★「彩子、話せるか?」
☆「ありがとう、大丈夫。」
★勇作は、何から話したらいいのかを迷った。彩子の意識は、元の世界に戻るべきだ、と話したいところだか、先ほどの大きな意識の揺れを感じた後だったので、慎重になっていた。
☆「今、夢を見たの。」
★「夢?」
☆「わたしと優と、ミサもいたわ。」
★「ミサ? 彩子が見た夢の中の話か?」
☆「勇作も、その時、眠っていたら、夢を共有できたわ。」
★「夢の共有? 同じ夢を見ると言うことか?」
☆「そうよ。4つの意識は夢の共有ができるの。」
★「4つって何だ。3つじゃないのか。」
☆「勇作と優が知らない意識があるの。」
★「それが、ミサか!」
☆「そうよ、ミサもいるの。」
[一部抜粋]
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