Nostalogic
yuukiss
Nostalogic
- 83
- 0
- 0
《PC名》
拾念
《ロール》
《過去を辿り巡り、我に返り》
不意に起こったハシャギ声に、この町に移って以来、
こんなに活気あふれていたことがあっただろうかと中央広場をボンヤリ見渡した。
人間がこの町に招かれてやってくる。
かつて人間を化かしていた、あの愉快な日々を思い出さずにはいられない。
墓石の裏手や、暗い畦道、井筒の影。
同じ場所から何度も人間を驚かすと、その内慣れてくるらしく軽く追い払われたり、逆に近所に住む童に驚かされたものだった。
長年の骨身に染み付いた人真似のせいか、
そんな化かし合いなんて今更気恥ずかしく、むしろ腕も落ちているのだろうけれど、それでも…。
ああ、また人間を驚かしてみたいナァ。
「…へ?あぁ、すまない。なんの話をしていたんだっけ?」
過去を辿り巡り、我に返り、話しかけられていた事に今更気付き、返事をした。
人間が来たら一目、野次馬に行こう。
見知った顔は、居るハズもないけれど。
・・・・・・・・・・・・・・・・
《歌詞》
不意に過(よ)ぎる ハシャギ声
"0"と"1"で残された Passed days
胸を衝(つ)く 痛みの理由(わけ)は
諦め? それとも Nostalogic…?
瞬(またた)く 光に誘われ
過去を 辿り・巡り・我に返り
目の前に 広がる景色は
君と観た 未来と同じ
遠くに消えた 落描きの唄 きっと
色褪(あ)せないで
今も 僕に 聴こえてる
今も 僕に 聴こえてる
#黄昏試運転第壱話 #黄昏試運転
Comment
No Comments Yet.