能く在る輪廻と猫の噺
骨盤P
能く在る輪廻と猫の噺
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華やかな大通りの 棄てられた蝙蝠傘の下
草臥れた尻尾上げて 毛繕う黒猫在りました
「ちょいと道往く其処の御嬢さん、御出で此処らで一つ話ましょう」
猫は云う「今日の噺は、そうだ昔に路端で聞いた愉快な悲恋など」
「昔交わらざる身の上の淡い恋に溺れた烏と兎が居ました」
「叶わない夢なのでしょう?オキノドクサマ」
「いいえ、冷たい旅路の果てに二匹身体を捨てて結ばれたのです」
「なんだか可笑しな噺ね」
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辻斬茶寮に提出▷▶ https://nana-music.com/sounds/04f3b5fa
メイド服はお嬢に着せたいのでお願いします 私はいいのでお嬢に 番頭お願いしますほんとに
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