声劇台本『幻吐病』

台本製作…時雨＊読み手…

初投稿です。 意味わからない部分もあると思いますが、 使ってくださると嬉しいです。 幻吐(げんと)病を患った、ある少年のおはなし。 ○・○・○・○・○・○・○・○・○・○・○ うっ…… サファイア……か。 幻吐病。美しい固形物を不規則に吐き出す病。 僕はこの病にかかってしまい、何もかもを失った。 家族、友達、感覚、聴力、痛み…… 誰もいないこの部屋でただ独り。 何にもないこの部屋でただ独り。 ひたすら宝石を吐き出すばかり。 おかげで部屋は宝石でいっぱいだよ。 寂しいな。悲しいな。うれしいな。たのしいなぁ？ やっぱりぼく、おかしくなっちゃってる。 ああ、みんなに会いたいな。 なんて事を、考えてたなぁ。 今は、独りじゃないから、幸せだよ。 あはは。 周りには、沢山の幻吐病の人がいる。 僕がうつしたから。 ○・○・○・○・○・○・○・○・○・○・○ ゆっくり読んだら良いと思います。 性反転させても構いません。 #声劇 #声劇台本 #台本 #しぐれのだいほん