Lyrics 待ちあわせ 友部正人
Written by
友部正人
Composition
友部正人
むかしながらの待ちあわせ場所
泉と小さな銅像のあるところ
いろんな長さのはなればなれが
時間をゼロにもどすところ
朝いっしょにいた人と
夕方 ここでまた待ちあわす
海のむこうの友だちと
今夜は7年ぶりの待ちあわせ
いろんな人がいろんな思いで
待ちあわせた人を待っている
どこかこの世の裏 がわで
出会った人たちのランプが点る
コートと靴と五線譜が
今夜ぼくの待ちあわせた人
はじめからこの世にいないみたいに
その存在は頼りない
待ってた時間をとりもどすように
ぼくはうろうろ歩きはじめる
見おぼえのある場所まで来て
ぼくはふと過去をふりかえる
そこにはあの娘が立っていて
ぼくがやって来るのを待っている
「もう30分も待ったのよ」
耳もとであの娘の声 がする
「ごめん、ごめん」と見知らぬ男が
ふくれてる女に謝っている
待ちあわせたまま出会わなければ
待つのをやめるのはどちらだろう
街の時計が7時をつげる
夜が横断歩道を渡るとき
ぼくらは銅像のそばの群衆になって
未来から来るなにかを待っている
街の時計が7時をつげる
夜が横断歩道を渡るとき
ぼくらは銅像のそばの群衆になって
未来から来るなにかを待っている
街の時計が7時をつげる
夜が横断歩道を渡るとき
ぼくらは銅像のそばの群衆になって
未来から来るなにかを待っている