Lyrics もしもし 友部正人

Written by
友部正人
Composition
友部正人
もしもし大工さん ぼくの窓わくをとりはずして下さいな 屋根がくずれ落ちてもかまわないから 柱ももういらないのです トンカチトントン始めて下さいな この猫背に釘を打つのです 足元ばかり見て暮らしていたら ほら何もしゃべれなくなってしまいましたよ とめ金をはずしたら何が出る 出るよ出るよふところから 色気やあくびばかりが ほらぼくだけの季節がかけっこしている 君は酔っぱらって町をひとまわり 表通りには着飾った女たち 裏では悲しげな男たちが肩寄せあう 破れたカーテンが風にふかれて 誰かさんの秘密がこぼれ落ちた 真夏の日ざしは肩を焼き 水の流れは足を凍らす やせたのどがつぶやいている 今夜幸せなのはどこの誰さんだい もしもし大工さんぼくの 窓わくをとりはずして下さいな
友部正人
Me singing Me playing