Lyrics まるで正直者のように 友部正人
Written by
友部正人
Composition
友部正人
昼ごろ目をさましあんたは出かけてくる
信号を渡る時ポケットに手をつっ込み
スタイルはとてもかっこいいな
彫の深い顔はいつもうつむき加減
北風が髪を吹き上げて
久し振りだと手を振りながらやって来る
まるで正直者のようにあんたは優しくほほえむ
でも僕はもう振り向きはしない
寝不足の顔であんたは友達に会いに来る
肩を抱きあいステキ だった昨日を取り戻しに
遅くまで話し込もうよコーヒーを飲みながら
でも 片手で耳をふさいでいては
何も聞こえないでしょう
誰とでもすぐに恋ができてそれがすぐにおしまいなら
小石を蹴って生きるより他はないでしょう
まるでぼうけん者のようにあんたは 闇に入り込む
でも僕はもう背中を向けるつもり
いつの間にかあんたは見はり台に立っている
僕の為じゃなくて君の為にだと
手みやげをいっぱいかかえあんたは店を開くけど
今まであんたが軽蔑していた事を繰り返してるだけだよ
君はいつも人をごまかしていると言うけど
あんたは自分の影を踏んでいるだけだよ
まるで救い神のようにあんたはとびらを叩くけど
でも僕にはもう返事をする気もありません
大通りでふいにかけ寄りたい友達もいるけど
背中を向けて逃げ出したい時もあるものさ
腹黒いなどと言いふらし小さく嘆くあんたも
一人になって唄い たい時もあるでしょう
とられたものはもうあきらめて
獣のような毎日を通り抜けましょう
まるで被害者のようにあんたは座り込む
でも僕にはもうそれがすべてゲームのように見えるよ
誰だってステキな恋に狂いたいもの
でも昔に守られていては
おどける事もできないでしょう
腕くらべはもうたくさん いつの間にか死んでしまう
口約束を裏切るのもまた自由なのだから
どれだけのコートで身を包めば話が始まるのだろう
毎日の議論の結果の一人よがりをみつけた
まるで宣教師のようにあんたは
立ちはだかるけど
でも僕は今のんびりと彼女を待ちたい気分