Lyrics 奇跡の果実 友部正人
Written by
友部正人
Composition
友部正人
屋根の上には風見鶏
夢中で踊る君を見た
両手ですくった川の水
油のように燃えてるよ
君が何かを言うなら
ぼくの未来は消えてしまう
言うべきことならもうしたよ
ぼくには何も言うことがない
奇跡の果実でいようとしたけど
君の枝からふり落とされた
もう一度君に戻ろうと
青く黒ずんだ空を見上げている
君が何かを言うなら
ぼくの未来は消えてしまう
言うべきことならもうしたよ
ぼくには何も言うことがない
君が胸につけたとたん
どんな宝石も消えてしまう
なのに君のはだかの胸は
どんな夜空より明るいよ
君が何かを言うなら
ぼくの未来は消えてしまう
言うべきことならもうしたよ
ぼくには何も言うことがない
まるで季節を無視するように
君の心に咲き乱れる花
誰のためにでもなく咲いている
沼のほとりの愛の花
君が何かを言うなら
ぼくの未来は消えてしまう
言うべきことならもうしたよ
ぼくには何も言うことがない
インドの白いかんむりを
頭上にかざして飛び跳ねている
どんな喜びと結婚したら
あんなにしあわせな君になれるのだろう
君が何かを言うなら
ぼくの未来は消えてしまう
言うべきことならもうしたよ
ぼくには何も言うことがない
あの日、映画館でつかまえた暗闇を
いまでも時々のぞきこむ
すると、あの日あそこにいた君が
踊っているのが見えるんだ
君が何かを言うなら
ぼくの未来は消えてしまう
言うべきことならもうしたよ
ぼくは君を思い続けている