Lyrics それは小さな光のような さユり
Written by
梶浦由記
Composition
梶浦由記
僕だけが見てた 君のこと
過去も未来も かなしみもよろこびも全て
オトナになるってきっと優しくなる事だと信じていた
子供の頃の僕のままに
君のこと守りたいと思う 暗闇から目覚めても
僕を待ち受けてる彼方で
二人を隠したこの街に 誰も知らない雪が降っていた
君は僕の胸に刻まれた一番深い傷跡のようで
君が笑うこの世界の歌 取り戻すよ
どの部屋の時計も少しズレていてさ
僕らはいつも言葉を掛け違う歯車
ひとりぼっちで泣いたヒーローごっこ
伸ばす前にくじけた両手で 君の頬に触れた
君のこと壊したいと思う 世界は夢の狭間で
黒い祈りを孕んで
大事なものだと撫でていた 優しい指がねじれてゆく
僕はただ僕のために 力なきこの手を 微かな輝きの方へ
もがいてみる 君の歌う未来へ導いてよ
守りたいと思う
まぎれもなくあたたかい場所があることを信じてる
寂しさに喰われた優しさが 白い雪に埋もれて行く夜
君は僕の胸に小さな火を灯す 古い傷跡のようで
微笑んでよ この世界の暗闇から目覚めてゆく
光のような君のうた 僕だけが見てた君のこと……