Lyrics ナイルにて-夢の碑文(いしぶみ)- さだまさし

Written by
さだまさし
Composition
さだまさし
読みかけのアガサ・クリスティ 膝の上に伏せて 遥かナイルの流れに目を癒やせば ゆるやかに 大空紅く染めながら おだやかに 夕陽沈みゆく地平線(ホライゾン) スフィンクスの謎ならば 答は知っている クレオパトラの愛した人の名前も なのに私は今 心の迷路に 迷いながら 黄昏れてゆく窓を見てる あなたとの距離 五千数百年 愛する分だけ遠い気がしている 永遠(とわ)の生命 求めて生まれた はるかなる時の都で 私はあなたとの ほんの一瞬が恋しい カルカディと名付けられた ハイビスカスジュース ふとマドラーでバビルスに文字を書けば 若紫色に あなたの名前が 拡がりながら にじみゆく地平線(ホライゾン) 聖刻文字(ヒエログリフ)で刻めば あなたの名前が いつか遠い時の流れを超えて 永遠(とこしえ)の生命を手に入れるかしら 小さく私のイニシャルを添えて あなたとの距離 五千数百年 地図なら葦の葉の長さも無いのに 地平はるかに赤い星煌いて ナイルは銀河に注ぎ始める あなたとの距離 五千数百年 愛する分だけ遠い気がしている 永遠(とわ)の生命 求めて生まれた はるかなる時の都で 私はあなたとのほんの一瞬が恋しい
さだまさし
Me singing Me playing