Lyrics 天空の村に月が降る さだまさし
Written by
さだまさし
Composition
さだまさし
棚田の里に月が降る
三十三個の月が咲く
水無月末の満月の
螢きらきら散る夜に
君と二人で声もなく
田毎の月を見つめてた
幾何学模様に並んだ稲の
水面かすめて流れ星
あたかも雪が降るように
月夜の里は銀世界
幽かな風も無い夜に
天空の村に月が降る
樹齢千年楠木の
足下石仏御宮社
祭間近の篝火に
神楽舞う人 美しき
薄墨色に重ねた指の
君の細さに息を呑む
いずれ叶わぬ恋ゆえに
螢焦がして夢を焼く
余韻嫋々 啼く鳥の
あれは羽音か瀧の音
金色に塗り込められて
天空の村に 月が降る