Lyrics 虫くだしのララバイ さだまさし

Written by
さだまさし
Composition
さだまさし
大好きなおじいちゃんが死んでしまった 約束だったから だから泣かなかったけど気持ちが 落ち着くまで三月かかって 今日はじめて彼の書斎の片付けをした ひき出しの中からでて来た新品ののし袋 おめでとうと書かれた誕生祝いは来月の 僕宛に早く嫁をもらえとメッセージ 懐かしい文字抱きしめて僕は不覚にも 泣いてしまった約束破った 約束…約束…約束…そうだ約束で思い出した ことがひとつ それはまだ僕のおなかにさなだ虫が居た頃 プラモデルくれたら薬を飲むと約束をして 医者と薬が死ぬほど嫌いな僕はしかとして逃げたっけ そしたらお前は男じゃないとひどくしかられた それでも飲まないから 彼はついに奥の手を出してきた ほんとはこれを飲めば空が自由に飛べるのだ わしの魔法のマントを貸してやるぞともちかけた どっこい僕はませてたから鼻で笑いとばした おじいちゃんは悲しそうな目をした ナフタリンくさいタンスの中から兵隊マント 何気なく着てみたらいつの間に 今の僕にぴったりだった 僕はあわてて家を飛び出し薬屋へ走る そしてチョコレイト色 懐かし薬 ひとびん買って来た それから水で一気に虫くだしを流し込み 今こそ約束を果たしたぞとマントをひるがえし 走り出した両手広げ近くの公園へ そしてジャングル・ジムへ駆けのぼる ジャングル・ジムへ駆けのぼる
Popular musical parts of 虫くだしのララバイ
Me singing Me playing